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東芝,2値領域と多値領域を任意に設定できるNAND型フラッシュ・メモリを発売
ニュース 2007年6月25日
東芝は,2値領域の容量と多値領域の容量を任意に設定できるNAND型フラッシュ・メモリ「mobileLBA-NAND」を発売する.2値記憶セルと多値記憶セルを一体化し,さらに両記憶方式に対応するコントローラを組み込んだ.例えば,高速な書き込みや読み出しが求められるプログラム格納領域では2値記憶を利用し,大容量が必要となるデータ保存領域では多値記憶を利用する,といった使い方を想定している.高画素のカメラ機能や音楽プレーヤ機能を備える携帯電話などに利用できる.
メモリ容量が2Gビット,4Gビット,8Gビット,16Gビット,32Gビットの5品種を用意する.2Gビット品,4Gビット品,8Gビット品については,2値記憶領域の容量を自由に設定できる.一方,16Gビット品と32Gビット品については,2値記憶領域の容量が最大8Gビットという制限がある.
インターフェース仕様は,論理アドレス・アクセス方式の標準的なNAND型フラッシュ・メモリ・インターフェース.電源電圧は,コントローラ部分が1.7V~1.95V,フラッシュ・メモリ部分が1.7V~1.95Vまたは2.6V~3.3V.
2007年8月からサンプル出荷を開始する.
[写真1] mobileLBA-NANDの外観
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