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ウィンドワード,伝送線路パラメータ解析ソフトウェアのWindows Vista対応版を発売
ニュース 2007年6月20日
ウィンドワードは,プリント基板やLSIの設計に利用できる伝送線路パラメータの解析ソフトウェア「GreenExpress V2.1」を発売した.解析機能については,従来から出荷しているV2.0を継承する.今回のバージョンでは,対応OSとして新たにWindows Vistaをサポートした.
本ソフトウェアを利用すると,信号配線の特性インピーダンスや伝播遅延時間などを電卓感覚で解析できるという.入力は,信号線周りのGND(グラウンド)層,電源層,誘電体層を含む断面形状,および寸法などである.GND層数は0~2層に,誘電体層数は1~5層に,信号線本数は1~10本に,GND線本数は0~5本に対応する.また,導体形状については,正方形,長方形,台形,三角形,円,楕円,任意多角形に対応する.GND線はパイプ状の中空形状も指定できる.これを利用すると,同軸線も解析可能.
入力したこれらの情報をもとに,信号線のキャパシタンスやインダクタンス,直流抵抗,導体断面積,特性インピーダンス,差動インピーダンス,近端クロストーク係数,伝搬モード(遅延時間,特性インピーダンス),Spiceモデルなどを計算する.解析手法には,2次元Green関数による境界要素法を採用する.
Windows Vista Ultimate/Business/Home Premium/Home Basicのほか,Xindows XP Professional/Home Edition,Windows 2000(SP3以降)を搭載したパソコンの上で稼働する.
[図1] GreenExpress V2.1の画面例
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