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東京エレクトロニツクシステムズ,マルチコアを評価できるFPGAボードのオプションとして,FPGAの更新プログラムなどを収録したCFカードを発売
ニュース 2007年6月20日
東京エレクトロニツクシステムズ(TECS)は,マルチコアの評価などに利用できるFPGAボード「AμCE(ADP-080)」のオプションとして,FPGAの更新プログラムやサンプル・データ,技術ドキュメントなどを収録したCompactFlashカード「CFガイド(ADP-CF-GUIDE)」を発売した.また,同時にAμCEの価格を従来の102,900円から71,400円に引き下げた.
AμCEは,米国Altera社の「Cyclone II(EP2C35F672)」を搭載するFPGAボード.Altera社のソフト・マクロのCPUコア「Nios II」を最大6個実装できる.OSとして,μITRONとμClinuxに対応する.本ボードは,256MビットのSDRAM,16MビットのSRAM,2個の128Mビットのフラッシュ・メモリ,RTC(realtime clock)IC,温度監視IC,DC-DCコンバータなどを搭載する.また,外部インターフェースとして,16ピン(5,0V)と53ピン(3.0V)の汎用コネクタ,10BASE-T/100BASE-TXインターフェース,2ポートのRS-232-Cインターフェース,JTAGインターフェース,CompactFlashカード・インターフェース(TrueIDE),外部クロック・インターフェースなどを備える.動作電圧は5.0V,基板の外形寸法は119mm×65mm.
CFガイドは,従来,同社がCD-ROMの形態で提供していた各種データを,1GバイトのCompactFlashカードに収録したものである.例えば,技術ドキュメントのPDF版,Nios IIのHDLソース,リアルタイムOS「NORTi」の体験版,タスク間通信やTCP/IPプロトコル・スタックなどのサンプル・プログラム,デュアルコアのもとでμITRONとμClinuxを並行動作させるサンプル・プログラムなどを収録する.さらに,従来のCD-ROM版にはなかったコマンド・ライン・インターフェース・ソフトウェアや,FPGAのコンフィグレーションROM(フラッシュ・メモリ)の書き換えを行うための更新プログラム,タイマ割り込みや温度計,RTC設定のサンプル・プログラムなども収録した.
[写真1] CFガイドとAμCE(裏面)
[写真2] AμCEの外観
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