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CEVA,Dolby Digital PlusやDolby TrueHD,DTS-HDなどに対応した32ビットDSPコアを発売
ニュース 2007年5月31日
米国CEVA社は,Dolby Digital Plus 7.1やDolby TrueHD,DTS-HDといったオーディオ規格に対応した32ビット固定小数点DSPコア「CEVA-TeakLite-III」を発売した.これらは,BD(Blu-ray Disc)やHD DVD(High-Definition Digital Versatile Disc)に採用されている高品位オーディオ規格である.このほか,CODEC(coder-decorder)変換や第3世代以降の携帯電話,VoIP(Voice over IP)などの用途にも利用できる.
1個の32ビット×32ビットMACユニットと2個の16ビット×16ビットMACユニットを搭載する.10段の演算パイプラインを持つ.65nm Gプロセスで製造した場合の動作周波数は最大425MHz,90nm Gプロセスでは最大350MHz.データ・メモリのバンド幅は最大64ビット.
FFT(fast Fourier transform)処理やHuffman符号化/復号化処理,Viterbi復号処理などのアクセラレータ回路を備える.また,ARMコアのTCM(tightly coupled memory)とダイレクト・マッピングされたキャッシュ・メモリを備える.メモリのアドレス空間は最大4Gバイト.
同社の16ビットDSPコア「CEVA-TeakLite-I/II」と命令セット・レベルの互換性がある.CEVA-TeakLite-I/IIで使われていた16ビット命令(Quark)と,CEVA-TeakLite-III用に新たに定義された32ビット命令を混在して使用できる.16ビット命令と32ビット命令のモード切り替えは不要.
提供形態は論理合成可能なソフト・マクロ.C/C++コンパイラ,デバッガ,命令セット・シミュレータ,サイクル精度シミュレータ,プロファイラなどの開発ツールを用意する.
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