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Tektronix,アナログ信号とディジタル信号を生成できる,サンプリング周波数が最高1.2GHzの任意波形生成器を発売
ニュース 2007年3月16日
米国Tektronix社は,RF信号とディジタル信号を同時に出力できる任意波形生成器4機種を発売した.それぞれ最高サンプリング周波数と出力チャネル数が異なる.サンプリング周波数が最高1.2Gサンプル/sの機種として4チャネル出力の「AWG5014」と2チャネル出力の「AWG5012」を,サンプリング周波数が最高600Mサンプル/sの機種として4チャネル出力の「AWG5004」と2チャネル出力の「AWG5002」を用意する.2チャネルの機種にはオプションで,28ビットのディジタル出力を追加できる.
本波形生成器を用いると,無線通信機器やレーダ機器における,D-A変換器に入力するディジタル信号やI/Q変調器に入力するベースバンド・アナログ信号,IF(Intermediate Frequency)信号などを1台で生成できる.複数チャネルを出力できるので,MIMO(multiple input multiple output)などの試験にも利用可能.
本波形生成器は,14ビットの分解能を持つ.4本または8本のマーカと呼ばれるトリガ用ディジタル信号を出力できる.USBポートを六つ用意しており,波形データのやりとりにUSBメモリを利用できる.このほか,外部インターフェースとして,ギガビットEthernetやGP-IBを備える.さらに,ハード・ディスク装置やCD-R/W装置,DVD-ROM装置なども備える.
[写真1] AWG5012の外観
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