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マルチコア対応ソフトウェア開発環境の整備で,イーソルと横河ディジタルが共同歩調
ニュース 2006年11月7日
イーソルと横河ディジタルコンピュータは,複数のCPUコア(いわゆるマルチコア)を内蔵する組み込みプロセッサを対象としたソフトウェア開発環境を共同開発する.イーソルのソフトウェア開発ツール「eBinder」と横河ディジタルコンピュータのJTAG ICE「advicePRO」を連携して利用できるようにする.例えば,共通のGUI(graphical user interface)のもとで,eBinderのソフトウェア・デバッグの機能と,advicePROのハードウェア・ブレークの機能が同時に利用できるようになる.また,eBinderとターゲットCPUの接続に,JTAG ICEであるadvicePROを利用できる(デバッグ専用の通信ポートを用意する必要がない).
OSとして,イーソルの「eT-Kernel Multi-Core Edition」に対応する.本OSは,T-Engineフォーラムが標準化を進めているマルチプロセッサ対応T-Kernel(MP T-Kernel)の仕様に基づいている.英国ARM社が開発したARM11をベースとするマルチコア構成対応プロセッサ・コア「MPCore」の上で稼働する.
両社が共同で開発しているソフトウェア開発環境は,2007年始めに出荷される予定.
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