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Broadcom,54Mbpsのデータ受信時の消費電力が270mWの無線LANチップを発売
ニュース 2006年10月31日
米国Broadcom社は,携帯機器向けの無線LANチップ「BCM4326」と「BCM4328」のサンプル出荷を開始した.BCM4326はIEEE 802.11b/gに,BCM4328はIEEE 802.11a/b/gに対応している.54Mbpsでデータ転送を行う場合の受信時の消費電力を270mWに抑えた.デジタル・カメラや携帯電話,携帯型メディア・プレーヤなどにおける需要を見込んでいる.
また,本無線LANチップは,従来の製品と比べて伝送距離を最大25%延長できる.同社の「BroadRange」と呼ばれる技術を改良して,受信感度を3dB向上させたという.BroadRangeは,RF部やアンテナ,ディジタル信号処理などを最適化して,受信可能範囲を拡大する技術である.
いずれの無線LANチップもダイレクト・コンバージョン方式のRF回路やMAC(media access control)処理,ベースバンド処理,ARM7コアを1チップに集積している.
外部インターフェースとして,SDIOやUSB 2.0に対応している.また,80KバイトのROMと384KバイトのSRAMを内蔵している.動作電圧は3.3V.パッケージは,外形寸法が6.6mm×6.9mmの234ピンWL-CSP(wafer level-chip scale package),または10mm×10mmの205ピンFBGA(fine-pitch ball grid array).
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