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Infineon,加入者線インターフェース回路を内蔵したVoIP対応機器向けCODEC LSIを発売
ニュース 2006年6月21日
ドイツInfineon Technologies社は,VoIP(voice over IP)対応機器向けCODEC LSI「Vinetic-Plus」のサンプル出荷を開始した.従来のCODEC LSIでは,SLIC(subscriber line interface circuit;加入者線インターフェース回路)ICを外付けする必要があった.アナログ回線とのインターフェースを行うSLICは高い電圧を扱うため,ディジタル回路との1パッケージ化が難しいという.今回は,同社の耐圧170Vのパワー素子用プロセスで製造したSLICとCODEC LSIを1チップに封止した.SLICを2チャネル備える「PEB 33322」と,1チャネル備える「PEB 33321」の2品種を用意する.
本LSIのSLICは,加入者線への給電,診断,リングトリップなどの機能を備えている.また,入力電圧(9V~40V)を最大150Vまで昇圧するDC-DCコンバータを内蔵している.
CODEC LSIは,G.711,G.723.1,G.726準拠のADPCM,G.729A/B/Eなどの音声符号化規格に対応している.また,音声処理用DSPコアも内蔵している.このほか,ホスト・インターフェース(パラレル・インターフェース,SPIOなど)やJTAGインターフェースを備えている.
「PEB 33322」,「PEB 33321」ともに,パッケージは144ピンのLBGA(low-profile ball grid array).
[写真1] PEB 33322の外観
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