図研，同社のプリント基板設計ツールの基板データを参照できるビューワを無償提供

　図研は，同社のプリント基板設計ツール「CR-5000/Board Designer」の基板データを参照できるビューワ「BD-Viewer」を，同社のWebサイトから無償でダウンロードできるようにした．例えば，CR-5000/Board Designerのライセンスを持っていない開発グループや会社でも，基板データの確認やレビュー，製造指示などを行える．

　閲覧できるCR-5000/Board Designerのデータのリビジョンは，Rev.7.xxx，Rev.8.xxx，Rev.9.xxx．層ごとに表示のON/OFFや表示色の変更を行ったり，表示順序を入れ替えたりできる．また，ネット単位に表示色を設定できる．さらに，ネット名やリファレンス名，端子名から閲覧したい基板データを検索できる．このほか，距離計測機能やコメントの編集機能なども備える．

　Windows 2000 ProfessionalまたはWindows XP Professionalが稼働するパソコンの上で動作する．実行環境の要件は，CPU性能がPentium III 733MHz以上，メイン・メモリ容量が256Mバイト以上，ハード・ディスク容量が20Mバイト以上．また，ディスプレイの解像度は1,024×768以上で，65,536色（16ビット）または32768色以上を推奨している．

[図1] BD-Viewerの画面例