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National InstrumentsがUSB2.0経由でパソコンと接続できるデータ収集装置を発売,±10Vまでの電圧や-40℃~+70℃の温度を取得
ニュース 2006年5月16日
米国National Instruments社は,USB2.0ケーブルでパソコンに接続するデータ収集装置「NI CompactDAQ」を発売した.ホット・スワップに対応した八つのスロットを備えるシャーシと,アナログ入力,アナログ出力,ディジタル入力,ディジタル出力,ディジタル入出力,リレー,カウンタ/パルス生成のいずれか,または複数の機能を備えるモジュールで構成される.
同社では,温度レコーダ,データ・ロガー,振動解析装置,プラント制御装置,サスペンション試験装置,エンジン性能試験装置など,幅広い分野での利用を見込む.本装置は,自動車分野やエレクトロニクス分野のユーザの声を2年に渡って調査し,開発に反映させたという.
モジュールには,アナログ入力として4チャネルの熱電対を備え-40℃~+70℃の温度を測定できる「NI9211」や,±200mV~±10Vの電圧を分解能16ビット,サンプル速度250k/秒で取り込む「NI9205」などがある.また,ディジタル入出力として5VのTTL信号を扱う「NI9401」も用意する.さらに,PWMなどのパルスを内蔵するリレーにより生成する「NI9472」など,合計11機種がある.
データを取得するソフトウェア「VI Logger」が付属している.さらに同社製の計測システム構築・管理ソフトウェア「LabVIEW」と組み合わせれば,データの解析だけでなく,パルス生成モジュールを利用した能動的なテストが可能となる.例えば,自動車のサスペンションのテストを,本データ収集装置だけで行える.
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