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Analog Devices,サンプル・レートが250Mサンプル/sと高い12ビットA-Dコンバータを発売
ニュース 2006年4月12日
米国Analog Devices社は,サンプル・レートが250Mサンプル/sと高いA-Dコンバータ「AD9230」を発売した.分解能は12ビット.サンプル・レートが250M,210M,170Mサンプル/sの3品種を用意する.同社では,広い帯域が必要となる無線通信機器や有線通信機器,ケーブル・リバース・パス,通信試験装置,レーダと衛星のサブシステム,パワー・アンプなどでの利用を見込んでいる.
オンチップ・リファレンス電圧やトラック・アンド・ホールド(track and hold)機能,LVDS出力モード(ANSI-644およびIEEE-1596.3),パラレル出力数を半分にするDDR(double data rate)モードを備える.例えば,DDRとLVDS出力モード(IEEE-1596.3)を組み合わせると,消費電力は385mWに低減される.
入力周波数が70MHzのときのSN比は65.5dB,SINADは65dB.入力周波数が240MHzのときのENOB(effective number of bits)は10.2ビット,第2次および第3次高調波ひずみは-75dBc.DNLは±0.3LSB,INLは±0.5LSB,アナログ回路の信号帯域は900MHzである.
電源電圧は1.8V,入力電圧範囲はDC~1.25V.また,消費電力は425mW,動作温度範囲は-40℃~+85℃である.外形は8mm×8mm×1mmで,56ピンのLFCSPパッケージに封止する.
分解能が10ビットで,サンプル・レートが250M,200M,170Mサンプル/sの「AD9211」も発売する.
[写真1] Analog Devices社のA-Dコンバータ「AD9230」の外観
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