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Altera,ANSI Cソフトウェア・コードからハード・ワイヤード論理のアクセラレータ回路を生成する合成ツールを発売
ニュース 2006年4月4日
米国Altera社は,ANSI C準拠のソフトウェア・コードから,ハード・ワイヤード論理のアクセラレータ回路を生成する回路合成ツール「Nios II C-to-Hardware アクセラレーション・コンパイラ(Nios II C2H コンパイラ)」を発売した.生成された回路は,同社のソフト・マクロCPUであるNios IIと組み合わせて使う.
Nios II C2H コンパイラは,C言語のソフトウェア・コードのうち,ユーザが指定したファンクション(サブルーチン)をRTL(register transfer level)の回路(VHDLまたはVerilog HDL)に変換するツールである.例えば,加算は加算回路に,ループはステート・マシンに置き換える.
ソース・コードは,ANSI C規格のほとんどをサポートするという.ユーザは,ソース・コードを書き換えることなく,アクセラレータ回路を生成できる.ただし,ガイドラインで示された推奨コーディング・スタイルに従わないと,性能が低下する可能性がある.なお,最初の製品では,浮動小数点演算や再帰,goto文には対応していない.
アクセラレータ回路は,開発ツールSOPC Builderのコンポートとして生成される.Nios IIとソフトウェアで処理される場合と比べて性能が10~45倍向上するという.
Nios II C2H コンパイラは,Nios II統合開発環境のプラグイン・ソフトウェアとして提供される.ロイヤリティの支払いなどは不要.導入に当たっては,FPGA開発ツールQuartus IIのサブスクリプション(年間保守契約)が有効期間内であることが必要.
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