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National Semiconductor,帯域がDC~800MHzと広く,ジッタが30psと小さい4チャネル入りのLVDSバッファを発売
ニュース 2006年3月20日
米国National Semiconductor社は,信号の伝送帯域がDC~800MHzと広いLVDS(low voltage differential signaling)信号用のバッファIC「DS90LV804」を発売した.LVDSやCML(current mode logic),LVPECL(low voltage positive emitter coupled logic )といった規格の入力電圧レベルに対応する.出力電圧レベルはLVDS信号に相当する.ESD(electrostatic discharge;静電気放電)の耐圧が15kVと高く,FPGAやASICなどの入出力端子を保護できる.同社では,産業用機器や医療機器,通信機器,自動車などにおいてLVDS信号を伝送する用途での利用を見込んでいる.
4チャネルの回路入りで,信号の推移時間は210ps,伝搬遅延時間は2ns.パスル・スキューは25ps,出力チャネル間のパルス・スキューは50ps,ジッタは30psである.
電源を入れたままケーブルを抜き差しできるホットプラグ保護機能や,消費電力を抑えるために4チャネルあるLVDSドライバの出力を3ステート状態に設定できる端子,さらに,入出力に必要な100Ωの終端抵抗を内蔵する.
電源電圧は3.15V~3.45V,動作温度範囲は-40℃~+85℃である.32ピンのLLP(leadless leadframe package)に封止する.
[写真1] LVDSバッファ「DS90LV804」の外観
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