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セイコーエプソン,ディジタルRGB信号をNTSCまたはPALのアナログ信号に変換するLSIを発売
ニュース 2006年3月17日
セイコーエプソンは,ディジタルRGB信号をNTSCまたはPALのアナログ信号に変換するLSI「S1D13746」を発売する.312Kバイトの表示バッファ用メモリやD-Aコンバータ,プログラマブル・フィルタ,回転表示処理回路,YUVコンバータなどを内蔵する.
入力インターフェースとして,8ビットと16ビットのCPUバス,およびTFT液晶ディスプレイ用RGBインターフェースを備える.入力するデータのフォーマットは,RGB 8:8:8,RGB 6:6:6,RGB 5:6:5,RGB 3:3:2,YUV 4:2:2,YUV 4:2:0である.テレビ出力インターフェースは,NTSC/PAL方式のコンポジット信号またはSビデオ信号である.同社によると,従来のビデオ・エンコードLSIはITU-R BT656やITU-R BT601といったフォーマットに準拠した画像データを入力しなければならないものが多いが,本LSIはマイコンのデータ・バスや液晶ディスプレイに直結できるため,容易にテレビ出力機能を実現できるという.
画像の加工機能として,90°,180°,270°の回転表示やルミナンス/クロミナンス・フィルタなどに対応する.
電源電圧は,コア電圧が1.35V~1.65V,I/O電圧が1.65V~3.6V,アナログ回路電圧が2.7V~3.3Vである.動作周波数は27MHz,動作温度範囲は-40℃~+85℃.パッケージは0.65mmピッチの100ピンPFBGAで,外形寸法は7mm×7mm×1.2mm.
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