Agilent，サンプリング・レートが40Gサンプル/s，帯域幅が2GHz～13GHzのオシロスコープを発売

　米国Agilent Technologies社は，サンプリング・レートが40Gサンプル/sのディジタル・オシロスコープ「Agilent Infiniium 80000Bシリーズ」を発売した．アナログ信号の帯域幅が2GHz，3GHz，4GHz，6GHz，8GHz，10GHz，12GHz，13GHzの8機種を用意する．例えば13GHzの機種の場合，ノイズ・フロアを419μVに抑えた．アナログ帯域幅については，購入後にアップグレードすることもできる．

　PCI Express（2.5Gbps），Ethernet，DVI，HDMI，FibreChannel，Fully buffered DIMM（4.8Gbps），SATA（Serial ATA）1/2，Serial Attached SCSI，USB2.0（480Mbps）に対応した規格適合試験ソフトウェアなどを搭載している．また，I2CやSPI，CANなどのシリアル通信の解析機能を備えている．

　2チャネル同時に524,000ポイントを記録できる波形メモリを内蔵する．オプションのメモリを増設すれば，2チャネル同時に最大64Mポイント（4Gサンプル/sの場合）まで記録できる．ディスプレイのサイズはXGA（1024×768ピクセル），表示輝度階調は256段階で，タッチ・スクリーンを搭載する．

　トリガ・ジッタは500fs，垂直解像度は8ビット，感度は1mV/div.～1V/div.である．また，チャネル間アイソレーションは60dB（DC～3GHz）および40dB（3GHz～8GHz），最大入力電圧は±5V．

　電源電圧は100～240V．外形寸法は437mm×440mm×216mm，重さは13kg．

[写真1] Agilent Infiniium 80000Bシリーズの外観