Xilinxと東京エレクトロン デバイス，ディスプレイ機器の開発・評価用にFPGAを搭載したビデオ・ボードを発売

　米国Xilinx社と東京エレクトロン デバイスは，160万ゲートのFPGA（Spartan-3E XC3S1600E）を搭載した開発・評価用ビデオ・ボード「TB-3S-1600E-IMG」を発売した．例えば，液晶ディスプレイやプラズマ・ディスプレイなどに画像を送出するビデオ・ボードやチューナ・ボードの開発に利用できる．

　本ボードを使えば，ディスプレイ・パネルとビデオ・ボードの間をつなぐ標準的なインターフェース（LVDS，RSDS，Mini-LVDSなど）を検証できる．拡張用I/Oコネクタを介して本ボードに接続できるDVIインターフェースのサブボードが付属する．また，オプションとして，カメラ・リンク・インターフェース，ピン・ヘッダ変換，USBインターフェースのサブボードも用意されている．

　上述のFPGAのほか，プッシュ・ボタンを4個，ディップ・スイッチを6個，状態表示用LEDを5個，RS-232-Cポートを1チャネル，512MバイトのDDR SDRAMを4個搭載する．電源電圧は＋12V，基板の層数は8，外形寸法は200mm×230mmである．

　また，同社は，本ボードと組み合わせて使える画像処理アルゴリズム開発用IPコアを提供する．例えば，ガンマ補正や色温度調整，動画偽輪郭低減，動き予測，輝度・コントラスト調整，色相・彩度調整，鮮明度強化，ノイズ・リダクションなどのIPコアが用意されている．

[写真1] ビデオ・ボード「TB-3S-1600E-IMG」の外観