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TTPCom,ARM11を組み込んだ3G携帯電話向けのベースバンドIPコアを発売
ニュース 2006年1月18日
英国TTPCom社は,EDGE(enhanced data GSM environment)やW-CDMA(wideband code division multiple access)など,第3世代(3G)携帯電話の通信方式に対応したベースバンドIPコア「CBEmacro 3G」を発売した.本IPコアは,CPU,通信処理回路,入出力インターフェース回路などで構成される.CPUとして英国ARM社の「ARM1156T2-S」を採用している.プロトコル・スタック・ソフトウェアも合わせて提供する.なお,本IPコアのユーザは,TTPCom社とARM社と個別にライセンス契約を結ぶ必要がある.
ARM1156T2-Sを採用した理由としては,HSDPA(high speed downlink packet access)など,いわゆる3.5G以降の高速な通信方式に対応しやすいことを挙げている.
本IPコアの消費電力や性能,ゲート規模などの詳細は明らかにされていない.2006年2月13日からスペインのBarcelonaで開催される「3GSM World Congress 2006」において,本IPコアに関連したデモンストレーションを行う.
また,2006年前半には,データ通信速度が14.4MbpsのHSDPA(Category 10)に対応した改良版のベースバンドIPコアも提供するという.
[写真1] ARMの取締役マネージング・ディレクターの内村浩幸氏(左)とTTPCom Ltd. 日本事務所 代表の池田清秀氏(右)
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