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IPA,情報セキュリティ技術の認定試験を設計・開発者向けに2006年4月から実施

 情報処理推進機構(IPA)は,情報処理技術者試験の「テクニカルエンジニア試験」の新しい区分として,「情報セキュリティ」を追加した.現在,情報システムやネットワークの高度化に伴い,ウィルスや不正アクセス,情報漏えいなどに対するセキュリティ対策が重要となってきている.本試験は,おもに情報システムのセキュリティ機能の開発者やその機能を用いたアプリケーション開発者を対象としている.年齢や実務経験などの受験資格は設定していない.第1回目の試験は,2006年4月16日に実施される.受験申し込みの受付は,同年1月16日から開始.受験料は5,100円.

 本試験は,四肢択一式(55問解答,100分),記述式(4問中3問解答,90分),論述式(2問中1問解答,120分)で行われる.ネットワークやセキュリティのほか,データベース,コンピュータ・システムなどの問題が出題される.解答するには,情報セキュリティ関連の業務に5~6年携わった技術者程度の知識や技術力を必要とするという.これは,ITSS(ITスキル標準)のスキル熟達度ではレベル4(ピーク時の要員数10人未満のプロジェクトのプロジェクト・リーダとして,プロジェクトの計画策定や計画実施,変更管理を行い,プロジェクトを実施することができる)に相当する.「情報処理技術者試験の基本レベルに位置する試験の合格率は受験者の2~3割.一方,今回の情報セキュリティについてのテクニカルエンジニア試験は専門家向け.合格率は数%,高くて15%程度だろう」(IPA 情報処理技術者試験センター長の澁谷隆氏).

 なお,IPAは2001年から「情報セキュリティアドミニストレータ試験」を実施している.これは,おもに情報システムを利用する側を対象とした試験であり,システムの管理・運営能力などを評価する.


[図1] 試験の位置づけ(出典:情報処理推進機構)


[写真1] IPA 情報処理技術者試験センター長の澁谷隆氏

■連絡先
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
TEL: 03-5978-7600
URL: http://www.ipa.go.jp/

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