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Agilent,JPEGエンコーダを内蔵する1.3MピクセルのCMOSイメージ・センサを発売
ニュース 2005年11月22日
米国Agilent Technologies社は,1/3.3インチ型のCMOSイメージ・センサを発売した.さまざまな照度条件下で,ノイズを同社従来品の1/10程度に低減したという.同社では,携帯電話やパソコン,セキュリティ機器,産業機器などでの利用を想定している.
10ビットA-DコンバータやJPEGエンコーダ,ライン・バッファなどを内蔵する.出力信号のフォーマットは,8ビット・パラレルYCbCr,RGB,4:4:4YCbCr,4:2:2Y1Cb12Y2Cr12,JPEGなど.
総画素数は1,348,336ピクセルで,有効画素数は1,310,720ピクセルである.読み出しクロックの周波数は12MHz~50MHz.SXGA(1280×1024)の場合のフレーム速度は15フレーム/s,4VXGA(1280×960)では15フレーム/s,VGA(640×480)では15または30フレーム/s,QVGA(320×240)では15フレーム/s,QQVGA(160×120)では15フレーム/sである.
最低被写体照度は,5フレーム/s時が5ルクス.SN比は40dB以下,ダイナミック・レンジは64dB,暗電流は26.4pA/cm2(25℃の場合)である.
さらに,露出制御,自動ピクセル補正,色ノイズ抑制,4倍ディジタル・ズーム,レンズ周辺光量比の自動補正,シャープニング,トーン・マッピング,自動フリッカ補正などの機能を内蔵する.
動作電圧は1.8Vまたは2.8V,消費電力は145mW(QVGAの場合).ベアチップの形態で供給する.
[写真1] ADCC-3960の外観
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