[ keyword: LSI ]
アプローズテクノロジーズ,グラフィックス処理機能を備えた情報端末や表示パネル機器向けのARMプロセッサを発売
ニュース 2005年9月30日
アプローズテクノロジーズは,グラフィックス処理機能を備えた32ビット組み込みプロセッサ「AP4010」を発売した.CPUコアとして,ARM926EJ-Sを搭載する.SVGA(800×600ピクセル)の解像度に対応したLCD(液晶ディスプレイ)コントローラやBitBlit,アファイン変換,αブレンディングなどの回路を備えている.例えば,POS(point of sale)端末やPDAなどの情報端末,操作用表示パネル機器などに利用できる.
CPUコアの最大動作周波数は108MHz.8Kバイトの命令RAM,16KバイトのデータRAM,8Kバイトの命令キャッシュ,8Kバイトのデータ・キャッシュを備える.外部メモリとの接続用に,SRAM,SDRAM,フラッシュ・メモリの各インターフェースを用意する.また,USB2.0(フルスピード),コンポジット・ビデオ信号出力,LCD制御信号出力,タッチパネル,12ビット・ステレオ音声出力,10ビット・モノラル音声入力などのインターフェースを備える.
電源電圧は,コア電圧が1.8V,I/O電圧が3.3V.パッケージは24mm角の176ピンLQFP.
ソフトウェア開発には,英国ARM社の「RealView MultiICE」,京都マイクロコンピュータの「PARTNER」,横河ディジタルコンピュータの「advice」などを利用できる.コンパイラとアセンブラは,ARM社の「RealView Developer Suite」やガイオテクノロジーの「XCC」,GNU gccなどに対応する.アプローズテクノロジーズは,グラフィックス,音声/動画処理,音声認識などのミドルウェアも用意するという.
■価格 |
■連絡先 |