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Tektronix,実測波形とプロトコルの照合機能などを備えたCAN/LINバス検証用ソフトウェアを発売
ニュース 2005年9月15日
米国Tektronix社は,同社のオシロスコープ「TDS5000B/7000B」上で動作するCAN/LINバス検証用ソフトウェア「TDSVNM」を発売した.CAN(controller area network)バスとLIN(local interconnect network)バスの実測波形やプロトコルを同時に一つの画面に表示し,解析を行える.また,バス占有率やデータ伝送速度などの測定も可能.本ソフトウェアの対応するプロトコル仕様は,CAN 2.0A/2.0B,LIN 1.2/1.3/2.0.
CANバスは制御系車載ネットワークとして普及している.LINはそのサブバスとして,おもにボディ系(ウィンドウ制御やミラー制御など)での採用が期待されている.
米国Crescent Heart Software社が出荷しているTDS5000B/7000Bオシロスコープ専用トリガ・モジュール「ATM-1」と組み合わせれば,さまざまなトリガ条件を設定できる.例えば,CANのメッセージ転送に用いられるデータ・フレームやリモート・フレーム,エラー・フレーム,オーバロード・フレームといったフレーム単位,あるいはID(識別子)やデータ,DLC(データ長コード)といったフレーム内の特定の値でトリガを設定できる.さらに,複数のイベントを条件文(if-then)で組み合わせたトリガも定義可能.オシロスコープからUSBインターフェースを介して本トリガ・モジュールを制御する.
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