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富士通,FlexRay 2.0に対応した通信コントローラLSIを発売
ニュース 2005年9月13日
富士通は,FlexRay通信コントローラLSI「MB88121」を発売する.FlexRayは,通信速度が最大10Mbpsの車載ネットワーク規格である.現在の最新プロトコル仕様のバージョンは2.1.同社は,FlexRay通信コントローラIPコアについて,ドイツBosch社とライセンス契約を結んでおり,本LSIにはプロトコル仕様のバージョン2.0に対応したものを搭載している.最新バージョンへの対応は現在,計画中.
本LSIの動作周波数は80MHz.電源電圧は,内部電圧が1.8V±10%,I/O電圧が5.0V±10%.また,最大バス周波数が33MHzのパラレル・インターフェースに対応している.このパラレル・インターフェース用に3.3V±10%の電源が必要.パッケージは,外形寸法が10mm×10mmの64ピンLQFP(low-profile quad flat package).
サンプル出荷の開始時期は2005年9月末.2006年には,32ビットCPUコアとFlexRay通信コントローラIPコアを1チップ化した製品のサンプル出荷を開始する予定.
なお,同社は2005年6月に,CPU制御ボードと通信コントローラIPコア(バージョン2.0)を搭載したFPGAボードからなるFlexRay評価キット「MB2005-01」を発売している.
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