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ロステーカ,58.5mm×26.0mmと小さいOMAP搭載CPUボードを発売
ニュース 2005年6月23日
ロステーカは,外形寸法が58.5mm×26.0mmと小さいCPUボード「OMAP-Petit Board」を発売した.CPUとして米国Texas Instruments社の「OMAP5912ZZG」を搭載する.本ボード上のメモリにブート・ローダを格納し,外部からネットワーク経由でLinux OSやアプリケーション・ソフトウェアをダウンロードする用途などを想定して開発した.例えば,セキュリティ・サーバやミュージック・サーバ,FA(factory automation)向けの組み込みコンピュータなどに利用できるという.
OMAP5912ZZGは,CPUコア「ARM926」とDSPコア「C5500DSP」を内蔵するデュアルコアのプロセッサである.また,250KバイトのRAMも備えている.このほか,ボード上には32Mバイトのフラッシュ・メモリ,32MバイトのDDR SDRAM,LCD(液晶ディスプレイ)インターフェース,カメラ・インターフェース兼ARM9コア用デバッグ・インターフェース(ETM9),140ピンの汎用拡張コネクタなどを搭載している(ただし,出荷時にETM9コネクタは実装されていない).
ソフトウェア・デバッグ環境として,ソフィアシステムズの「WATCHPOINT」を利用する.これとは別に,本ボードと組み合わせて利用できるベース・ボード「OMAP-Base-1」を開発中.本ベース・ボードの外形寸法は110mm×115mm.EthernetやUSB,CompactFlash,MMC/SDカードなどの各種インターフェースが搭載される予定.
[写真1] OMAP-Petit Boardの外観
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