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Tektronix,測定とトリガ設定を画面上のドラッグ・アンド・ドロップ操作によって行えるロジアナを発売
ニュース 2005年5月31日
米国Tektronix社は,測定とトリガ設定を画面上のドラッグ・アンド・ドロップ操作によって行える携帯型ロジック・アナライザ「TLA7012」を発売する.トリガや波形測定の種類をタブの中から選び,対象となるチャネルの箇所にドラッグ・アンド・ドロップすることで設定が完了する.付属の「TLAアプリケーション・ソフトウェア ver5.0」というソフトウェアによって本機能を実現している.例えば,PCI ExpressやSerial ATA,FB-DIMM(full buffered-dual inline memory module)などを利用した通信機器やコンピュータ機器のデバッグ,検証に使用できる.
本ロジック・アナライザには,最大2個の波形収集モジュールを接続し,最大272チャネルの信号波形を解析できる.CPUとして,動作周波数が2GHzのPentium M(米国Intel社製)を搭載する.また,15型のTFT(thin film transistor)液晶ディスプレイを備えており,XVGA(1,024×768ピクセル)の解像度に対応している.同社の従来製品と比べて表示範囲を78%拡大した.さらに,iView(オシロスコープの波形をロジック・アナライザに表示する機能)やMagniVu(サンプリング速度を高速化する機能)については,ボタン操作によって切り替えられるようにした.
これとは別に,ベンチトップ型ロジック・アナライザ「TLA7016」も発売する(ディスプレイは付属していない).最大6個の波形収集モジュールを接続できる.「TLAアプリケーション・ソフトウェア ver5.1」が付属する.
最大8個のTLA7012またはTLA7016を接続し,並列稼働させることができる(2機種の混在も可能).この場合の最大チャネル数は6128.TLA7012は2005年7月中旬から出荷を開始する予定.TLA7016の出荷開始時期は,同年9月末以降になるもよう.
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