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Synopsys,静的解析と動的解析の両方に対応した電源ネットワーク解析ツールを発売

 米国Synopsys社は,静的解析と動的解析の両方に対応した電源ネットワーク解析ツール「PrimeRail」を発売する.本解析ツールは,電源ネットワークで発生するIRドロップ(負荷の変動に起因する電源電圧降下)やエレクトロマイグレーション(配線上の金属電子が移動し,断線や短絡を起こす現象)などの解析に使用する.LSIパッケージの寄生容量,寄生抵抗,寄生インダクタを含めて解析することもできる.

 従来,解析時間が比較的短い静的解析手法,あるいは解析精度が高い動的解析手法(シミュレーション解析)の一方にのみ対応する製品が多かった.また,両方の解析に対応している場合でも,受け入れる設計データがゲート・レベルのネットリストに限られ,トランジスタ・レベルの詳細な解析が行えなかったという(メモリ回路やアナログ回路の解析には,トランジスタ・レベルの解析が必要になる).本解析ツールは,こうしたトランジスタ・レベルの解析機能を備えている.例えば,130nmプロセスで製造した2,000万ゲートのLSIの解析は8時間程度で終了したという(使用したコンピュータのメモリ容量は20Gバイト).また,90nmプロセスで製造した4MバイトSRAMの解析は9.5時間程度で終了した(同メモリ容量は13Gバイト).

 本解析ツールの入力データは,寄生容量/抵抗抽出ツールによって生成したトランジスタ・レベルのネットリスト,ゲート・レベルのVerilog HDLネットリスト,フロアプラン・データ(LEF/DEF),マスク・データ(GDS II)など,出力情報は,電源ネットワークの電圧などの時間推移などである.トランジスタ・レベルの解析を行う際には,電力ライブラリ作成用に同社の回路シミュレータ「HSPICE」,およびメモリ・モデル作成用に「NanoSim」が必要になる.

 Soralis,HP-UX,AIX,Red Hat Linux,Windows 2000/XPといったOSに対応する.2005年9月から出荷を開始する.

■価格
32,275,800円(1年間のライセンス料金)

■連絡先
日本シノプシス株式会社
TEL: 03-5746-1780
URL: http://www.synopsys.co.jp/

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