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日本インター,高耐圧で逆回復時間の短いダイオードを発売
ニュース 2005年4月17日
日本インターは,定格電圧が180V,定格電流が10Aの高耐圧ダイオード「FSHJ10B18B」を発売する.プラズマ・テレビや液晶テレビなどの整流回路や駆動回路に適しているという.
プラズマ・テレビなどに求められる,高電圧,高速,高効率という要求を満たすため,本ダイオードはMPS(Merged PiN Diode and Schottky Barrier Diode)というデバイス構造を採用している.これにより,ショットキ・ダイオードの順方向電圧が低く,逆回復時間が短いという長所と,高耐圧化が容易というファースト・リカバリ・エピタキシャル・ダイオードの長所を兼ね備えた素子を実現することができた.例えば,従来のファースト・リカバリ・エピタキシャル・ダイオードと比べて,逆回復電流や逆回復電荷が30%改善されたという.
本ダイオードのサンプル出荷は2005年5月中旬から開始する予定.今後は,この構造を採用した定格電圧の異なるダイオードを製品化していくという.
[写真1] FSHJ10B18Bの外観
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