[ keyword: SOC ]

ActelのフラッシュFPGA,ARM7TDMIコアの組み込みが可能に

 米国Actel社は,英国ARM社からプロセッサ・コア「ARM7TDMI」のライセンスを受けたことを発表した.まず,現在,特定顧客に限定してサンプル出荷を始めている同社のフラッシュ・メモリ・ベースFPGA「ProASIC3ファミリ」に組み込む計画.本プロセッサ・コアを利用する際に,FPGAユーザはARM社に対してライセンス料やロイヤリティを支払う必要はない.

 FPGAに組み込むプロセッサ・コアにはソフト・マクロ(ソフトIP)とハード・マクロ(ハードIP)の二つの形態がある.前者はFPGAチップが内蔵する論理ブロックや配線リソースを用いてプロセッサ機能を実現する(FPGAに実装する際には,論理合成ツールや配置配線ツールを用いる).一方,後者は,ゲート・レベルやレイアウト・レベルで最適化した専用の回路ブロックをFPGAチップの内部に埋め込む.前者には,米国Altera社の「Nios」や米国Xilinx社の「MicroBlaze」,「PicoBlaze」などがある.後者には,ARM922Tコアを組み込んだAltera社の「Excalibur」や,MIPS 4Kcコアを組み込んだ米国QuickLogic社の「QuickMIPS」,PowerPC 405コアを組み込んだXilinx社の「Virtex-II Pro」,「Virtex-4」などがある.

 Actel社が今回ライセンス供給を受けたのはソフト・マクロのプロセッサ・コアである.サード・パーティ(IPベンダ)製のプロセッサ・コアがソフト・マクロの形態でFPGAベンダに供給される例は珍しい.というのは,ソフト・マクロで提供された場合,FPGAのコンフィグレーション・データを解析することによって,プロセッサ・コアの詳細な設計情報が読み取られる可能性があるからだ.

 Actel社はこの問題を設計情報の暗号化によって回避する.すなわち,Actel社は,今回のプロセッサ・コアを同社のFPGAのデバイス構造に合わせて最適化した後,そのデータをAES(advanced encryption standard)を利用して暗号化する.本プロセッサ・コアをFPGAに実装する段階では,暗号化されたコンフィグレーション・データが利用される.ProASIC3は,128ビットAES暗号の復号回路を内蔵しており,コンフィグレーション・データはこの回路を使って復号される.このため,FPGAユーザがプロセッサ・コアの詳細な設計情報にアクセスすることはできないという.

 本プロセッサ・コアを搭載したFPGAの開発には,同社のFPGA開発ツール「Libero」とARM社のソフトウェア開発ツール「RealView」を利用する.同社は,ARM7TDMIコアを利用できる環境を2005年内にユーザに提供する方針.

■価格
下記に問い合わせ

■連絡先
アクテルジャパン株式会社
TEL: 03-3445-7671
E-mail: japan@actel.com
URL: http://www.jp.actel.com/

組み込みキャッチアップ
お知らせ 一覧を見る

《半導体ネット もうすぐ1周年記念》,「HDL文法ガイド」を抽選で100名様にプレゼント!

4/24(土),東京・秋葉原にて電子&工作系イベント「エレキジャック・フォーラム」開催.電子工作教室やトーク・ショーの詳細を発表!

《読者の広場》皆さまから寄せられた「ひと口コメント」 Part6 ―― あなたがお薦めのiPhoneアプリの名前は?

PICK UP用語

USB

関連記事

volatile

関連記事

Verilog HDL

関連記事

ニュース

Rohde & Schwarz,測定周波数が3GHzながら80.9万円と安いスペクトラム・アナライザを発売

Agilent,CANやLIN,I2Cなどのシリアル通信の解析を得意とするオシロスコープを発売

Actel,Cortex-M3プロセッサをハード・マクロで搭載するFPGAを発売

ヒューマンデータ,Virtex-5を搭載するFPGAボードを発売

グレープシステム,組み込み用の暗号エンジンを発売

組み込みブログ

組み込み場外乱闘

移転のお知らせ

2009年5月29日

渡辺のぼるのロボコン・プロモータ日記

【ETロボコン】 北関東説明会を実施。ついに新潟に上陸!!

2010年3月15日

Hamana Project

実行委員会ペイロード

2009年9月27日