IDT，PCI Express 1.0aに準拠したスイッチLSIおよびブリッジLSIを発売

　米国IDT（Integrated Device Technology）社は，PCI Expressに対応した製品群「PRECISE」ファミリを発売する．最初の製品として，PCI Express向けのスイッチLSI「PES24N3」，「PES12N3」，およびPCI ExpressバスとPCI-Xバスの間をつなぐブリッジLSI「PEB20N2」，「PEB20N1」の4品種を用意する．いずれの製品もPCI Express 1.0aに準拠している．サーバやストレージ装置などにおける需要を見込んでいる．

　PES24N3とPES12N3は，ともに三つのポートを備えている．1ポート当たりのレーン数は，PES24N3が最大×8，PES12N3が最大×4．最大レーン数を用いない場合は，不要なSerDesへの電力供給を停止して消費電力を抑えることができる．

　PEB20N2は，PCI ExpressバスとPCI-X 2.0（モード2）バスの間のブリッジLSIである．PCI Express側は最大×8のレーンに対応している．PCI-X 2.0バスの動作周波数は133MHz（DDR）で，バス幅は64ビット．ともに，2Gバイト/sの帯域に対応する．一方，PEB20N1はPCI ExpressバスとPCI-Xバスの間のブリッジLSIである．PCI Express側のレーン数は最大×4で，1Gバイト/sの帯域に対応する．　サンプル出荷の開始時期は，PES24N3が2005年第2四半期，PES12N3が同年第3四半期，PEB20N2とPEB20N1が同年第4四半期．量産出荷の開始時期は，それぞれのサンプル出荷が始まってから約3ヵ月後になる予定．

[写真1] 「PRECISE」ファミリの外観