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STMicroelectronics,CANインターフェースやRF回路を内蔵したGPS機器向けマイクロコントローラを発売
ニュース 2005年1月20日
STMicroelectronics社は,GPS(Global Positioning System)機器向けマイクロコントローラ「STA2056」を発売した.EGNOS(European Geostationary Navigation Overlay Service)とWAAS(Wide Area Augmentation System)のGPSコードに対応している.また,車載ネットワーク規格のCAN 2.0Bに対応したインターフェース回路を内蔵している.おもに,車載用テレマティクスやカー・ナビゲーション・システムにおける需要を見込んでいる.
本マイクロコントローラは,RF部としてGPSレシーバ,低位相ノイズVCO(電圧制御発振器),PLL,IF(中間周波数)フィルタ,LNA(低ノイズ・アンプ)などを搭載している.実際にGPS機器を開発する際には,本マイクロコントローラのほかに,アクティブ・アンテナと水晶発振子,入力調整用の受動部品が必要になる.また,最大動作周波数が64MHzのARM7TDMIコア,256KバイトのROM,66KバイトのRAM,4チャネルの12ビットA-Dコンバータ,I2CバスやUARTといったインターフェース回路などを内蔵している.
本マイクロコントローラの動作電圧は,コア電圧が1.8V,I/O電圧が3.3V.標準動作モード(16MHz動作時)の消費電流は37mAである.動作温度範囲は-40~105℃.パッケージは,176ピンTQFP.
すでにサンプル出荷を開始している.
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