[ keyword: EDA ]

Mentor,機能カバレッジ解析が可能なHDLシミュレータを発売

 米国Mentor Graphics社は,機能カバレッジ(functional coverage)の解析機能を備えるHDLシミュレータ「ModelSim 6.0」を発売した.機能カバレッジ解析とは,あらかじめユーザが指定したモジュールがシミュレーションによって何回実行されたか(または,実行されなかったか)をチェックする機能である.本機能を利用することにより,ユーザは,シミュレーションされていない箇所を早期に特定できる.チェックするモジュールは,プロパティ言語であるPSL(Property Specification Language)のcoverディレクティブを使って指定する.機能カバレッジ解析専用のGUIも用意した.

 同社では,ユーザが機能カバレッジの解析結果を参照しながら,シミュレーションの足りない箇所を優先的に検証する(例えば,検証されていないモジュールを活性化させるテストベンチを逐次追加していく)手法を推奨している.同社では,本手法と,2004年6月に同社が買収を発表した米国0-In Design Automation社のシミュレーション・ベースのフォーマル検証手法などを組み合わせた検証環境を提供していく方針.

 このほか,今回のバージョン6.0から,PSLのVerilogフレーバ(Verilog HDL風の記述スタイル)に対応した.さらに,SystemVerilogのDPI(Direct Programming Interface)のサポートも開始した.DPIとは,SystemVerilogコードとCコードの間で相互に相手を呼び出せるインターフェース機能である.


[写真1] ModelSim 6.0の画面例

■価格
下記に問い合わせ

■連絡先
メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
TEL: 03-5488-3035
URL: http://www.mentorg.co.jp/

組み込みキャッチアップ

お知らせ 一覧を見る

電子書籍の最新刊! FPGAマガジン No.12『ARMコアFPGA×Linux初体験』好評発売中

FPGAマガジン No.11『性能UP! アルゴリズム×手仕上げHDL』好評発売中! PDF版もあります

PICK UP用語

EV(電気自動車)

関連記事

EnOcean

関連記事

Android

関連記事

ニュース 一覧を見る
Tech Villageブログ

渡辺のぼるのロボコン・プロモータ日記

2年ぶりのブログ更新w

2016年10月 9日

Hamana Project

Hamana-8最終打ち上げ報告(その2)

2012年6月26日