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Texas Instruments,待機時の消費電流が0.7μAと小さい16ビットRISCマイコンを発売
ニュース 2004年10月5日
米国Texas Instruments社は,待機時の消費電流を従来の半分程度に抑えた16ビットRISCマイコン「MSP430F2xx」ファミリを発売した.電源電圧が2.2Vの場合の待機時消費電流は0.7μA,3.0Vの場合は0.9μAである.3V動作時の消費電流は300μA/MIPS.携帯型の測定器や健康器具などに利用できる.国内では,とくにディジタル・カメラや携帯電話など,ディジタル家電分野における需要を見込んでいる.
待機時と動作時の切り替え時間を1μsに短縮し,信号の立ち上がり/立ち下がりに伴うむだな消費電流をなくすことで,低消費電力を実現した.本マイコンの動作周波数は16MHz,動作電圧は1.8V~3.6V.フラッシュ・メモリやSRAM,8入力コンパレータ,±2.5%誤差の発振器などを内蔵している.
フラッシュ・メモリとSRAMの容量の異なる4品種,「MSP430F2101」,「MSP430F2111」,「MSP430F2121」,「MSP430F2131」を用意した.例えば,MSP430F2131は8Kバイトのフラッシュ・メモリと256バイトのSRAMを内蔵している.フラッシュ・メモリへのプログラムの書き込み電圧は2.2V,書き込み時間は1バイト当たり17μs.
本マイコンの量産開始時期は2005年前半.
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