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シャープ,NTSC信号とPAL信号を自動切り替えできるTFT液晶用ビデオ・インターフェースLSIを発売
ニュース 2004年8月23日
シャープは,NTSC(National Television System Committee)とPAL(Phase Alternating by Line)の二つのビデオ信号を自動的に切り換える機能を搭載したビデオ・インターフェースLSI「RB5P0090M」を発売した.おもに,TFT液晶を搭載したカー・ナビゲーション・システムや携帯型DVDプレーヤなどにおける需要を見込んでいる.
NTSCとPALの間には互換性がないが,本LSIはこの二つの方式のコンポジット信号を自動判別してTFT液晶駆動用のRGB信号に変換する.本LSIを利用すれば,仕向け地ごとに設計し直す必要がなくなるという.また,従来の手動切り替えの場合と比べて,LSI周辺の部品点数を50個から39個に削減できる.RGB入力は2系統備えている.
本LSIの動作電圧は4.5~5.5V(映像信号処理部)と11~14V(共通電極駆動信号出力)の2系統.消費電力は250mW.パッケージは48ピンQFP.
すでにサンプル出荷を開始している.量産出荷は2004年10月から開始する予定.
[写真1] RB5P0090Mの外観
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