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Mentor,FPGAを搭載するボードを設計する際のピン・スワップを支援するツールを発売
ニュース 2004年7月22日
米国Mentor Graphics社は,FPGAを搭載するボードを設計する際のピン・スワップ(ピン割り当ての入れ替え)を支援するツール「I/O Designer 2004」を発売した.プリント基板設計では,ノイズの影響を受けやすいパスやタイミング制約の厳しいパスにつながるピンの位置を変更したいケースがある.汎用LSIやASICでは無理だが,FPGAの場合は,後からピン割り当てを変更することができる.ただし,FPGA設計ツールとプリント基板設計ツールの間で必要な情報を抽出して受け渡したり,FPGA固有のピン割り当ての制約(スワップできないピンの組み合わせなど)に配慮する必要がある.
I/O Designer 2004は,ボード上の配線長などを考慮して,ピン・スワップを自動的に行うツールである.FPGA設計ツールとプリント基板設計ツールの間の情報の受け渡しや,FPGA固有の制約のチェックなども自動的に行う.
プリント基板設計ツールとしては,同社の「PADS Suite」,「Expedition PCB」,「BoardStation」に対応する.一方,FPGA設計ツールとしては,同社の「FPGA Advantage」,米国Actel社や米国Altera社,米国Xilinx社の配置配線ツールに対応している.このほか,米国Cadence Design Systems社や図研などのプリント基板設計ツールと,回路図(ネットリスト)レベルでインターフェースを取ることができるという.
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