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セイコーエプソン,透過型液晶を使う47V/57Vサイズの背面投射型テレビを発売
ニュース 2004年5月31日
セイコーエプソンは,透過型液晶を使う背面投射型テレビ「LIVINGSTATION」の日本での販売を開始した.今回は,画面サイズが47V型の「ELS-47P1」と57V型の「ELS-57P1」を用意する.本背面投射型テレビは,米国では2004年3月から発売されている.
本背面投射型テレビでは,光源の光をRGBの3色に分離し,それぞれの色に対応した3枚の液晶パネルを使って明るさを制御し,プリズムで合成して表示部に投影する.そのため,1画素の領域にRGBの3色を同時に映し出すことができる.液晶パネルは,同社製の「L3D07H」を採用している.この液晶パネルの対角寸法は0.7インチ,アスペクト比は16:9.ドット数は1284×724で,ハイビジョン放送(720p)に対応している.本液晶パネルは外販も行っている.
本背面投射型テレビの動作時(テレビ番組を表示しているとき)の消費電力は180W.同じ画面サイズのPDP(plasma display panel)テレビと比べると半分以下であるという.奥行きは,ELS-47P1が37.7cm,ELS-57P1が41.3cm.解像度が300dpiのプリンタや各種のメモリ・カード・スロットなどを備えている.
今後1年間で1万台の販売を予定している.なお,販売はエプソンダイレクトが担当する.
[写真1] 液晶パネル「L3D07H」の外観
[写真2] ELS-57P1
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