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エプソン,ベアチップ供給にも対応する携帯型電子辞書向け32ビットRISCプロセッサを発売
ニュース 2004年5月18日
セイコーエプソンは,携帯型電子辞書向けの32ビットRISCプロセッサ「S1C33L05」を発売する.カラーSTN(super twisted nematic)液晶コントローラ,USB1.1ファンクション・コントローラ,SmartMediaインターフェース,SDRAMインターフェース,NAND型フラッシュ・メモリ・インターフェースなどを1チップに集積した.パッケージは176ピンのQFP.ベアチップの供給も行う.
内蔵する液晶コントローラは4ビットまたは8ビットのパラレル・インターフェースを備えた液晶パネルに対応している.画面サイズはQVGA(quarter video graphics array),内蔵VRAM使用時の色数は16色,外部VRAM使用時は64K色.外付けできるSDRAMは最大256Mビットで,SDRAMインターフェースにキューイング・バッファを内蔵している.このほか,16KバイトのRAM(メイン・メモリ),40Kバイトの表示用RAM,5チャネルの10ビットA-Dコンバータ,タイマ,シリアルI/O,DMAC(direct memory access controller),外部バス・コントローラ,入出力ポートなどを備えている.
電源電圧は,コア部が1.8V,I/O部が3.0/3.3V(標準値).クロックは2系統で,メイン・クロックの動作周波数は48MHz(最大値),サブクロックは32.768kHz(標準値).48MHz動作時の消費電流は30mA,待機時は3μA.
2004年5月中旬からサンプル出荷を開始する.
[写真1] S1C33L05の外観
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