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Analog Devices,1MHz~8GHzの電力検出が可能なRFログ・アンプを発売
ニュース 2004年5月11日
米国Analog Devices社は,1MHz~8GHzのRF(高周波アナログ)信号の電力検出が可能なログ・アンプ「AD8318」を発売した.SiGe相補型バイポーラ・プロセスで製造する.SOI(silicon on insulator)技術を用いることで,トランジスタの遮断周波数を高め,広帯域を実現した.携帯電話の基地局の電波検出器やワイヤレスLANの電波強度の制御などにおける需要を見込んでいる.
本ログ・アンプは,RF信号の電力(-62~0dB)に対応した直流電圧(0~3.9V)を出力する.ダイナミック・レンジは,5.8GHzまでの周波数帯については55dB,誤差は±1dB.出力アンプは60mAの電流駆動であり,パルス応答は8nsと高速である.
本ログ・アンプの動作電圧は5V(標準値),消費電流は65mA(標準値).温度補償は-40~+85℃で0.5dB以下.パッケージは,外形寸法が4mm×4mmの16ピンLFCSP.
サンプル出荷はすでに開始している.量産出荷は2004年7月から開始する予定.
[写真1] AD8318の外観
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