[ keyword: LSI ]
沖電気工業,ARM946E-Sコアを内蔵するASICの受注を開始
ニュース 2004年4月12日
沖電気工業は,CPUコアとして「ARM946E-S」を内蔵するASICの受注を開始した.本コアを含むLSIの開発環境(開発プラットホーム)を同社は「μPLAT-946」と呼んでいる.システム・バス構成としてAMBA AHB規格とマルチレイヤAHB規格の2種類に対応している.
マルチレイヤAHBとは,複数のマスタ・コアが並行してスレーブ・コアにアクセスできるバス規格である.LSI内に複数のマスタ・コアを持つ場合,データ転送を効率良く実行できる.AHB規格と互換性を持っている.
ARM946E-Sは,Thumb命令やDSP命令を含むARMv5TE命令セット・アーキテクチャに準拠している.同社はCPUコアのほか,外部メモリ・コントローラや割り込みコントローラ,シリアル・インターフェースなどのハード・マクロを提供する.また,μITRONなどのリアルタイムOSやデバイス・ドライバ,命令セット・シミュレータ,検証用ボードなどもあわせて提供する.
同社はこれまで,ARM7TDMIやARM920Tについて同様の環境を提供していた.
[図1] μPLATの構成
■価格 |
■連絡先 |