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東芝,500℃の温度で利用し,最大15Wの電力を取り出せる熱電変換モジュールを開発
ニュース 2004年3月29日
東芝は,500℃の温度で利用し,最大15Wの電力を取り出せる熱電変換モジュール「GIGA TOPAZ」を開発した.内蔵する熱電変換素子(半導体)の上面と下面の温度差を利用して発電する.駆動部分などがないので,騒音が発生せず,故障も少ない.例えば,自動車や工場などの廃熱を利用して発電できる.
使用可能温度は,加熱面が約500℃以下,冷却面が約100℃以下.例えば,加熱面を500℃,冷却面を20℃にすると,出力電力が15Wになる.従来の熱電変換モジュールは耐熱性が低く,300℃以上の環境で利用することができなかった.このため,これまで熱電変換モジュールを応用できる範囲は限られていたという.
本モジュールのパッケージは金属製で,気密封止されている.熱を受ける面の寸法は3.7cm×3.9cm(14.4cm2),重量は40g.サンプル出荷は2004年7月から,量産出荷は2005年から開始する予定.
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