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マルチバンドOFDM方式のUWBを推進するSIGが発足,2004年5月に正式仕様を公開


 UWB(Ultra Wideband)の普及と技術開発の支援を行う業界団体「MultiBand OFDM Alliance(MBOA)」は,2004年第1四半期中にMBOAとしての標準規格を策定するためのSIG(special interest group)を結成すると発表した.UWBは,3.1GHz〜10.6GHzの周波数帯を利用する近距離無線通信規格である.通信距離は10m程度だが,データ転送速度が数百Mbpsと高速で,かつ消費電力が低いという特徴がある.パソコンとその周辺機器,ディジタル家電,携帯機器などへの応用を目指している.

 UWBの通信方式としては,MBOAが提唱するマルチバンドOFDM方式と,米国Motorola社などが提唱するDS-SS方式(直接拡散方式)がある.IEEEではこれらの規格の統一を目指している.マルチバンドOFDM方式は,2003年7月のIEEEの承認投票で60%の票を得たが,承認に必要な75%に達していないため,標準化には至っていない.

 同SIGは,UWBの物理層やMAC(media access control)の仕様の策定を行い,2004年5月に「UWB 1.0」として公開する予定である.また,同年第4四半期にはサンプル・チップを,2005年にはそのチップを搭載した通信モジュール,およびパソコンや民生機器といった最終製品を出荷していきたいという.これと並行して,引き続きIEEEにおける標準化活動も行う.

 現在,MBOAには,米国Intel社や米国Texas Instruments社といった半導体メーカ,オランダPhilips社などの家電メーカをはじめ,携帯電話メーカ,測定機器メーカなど50社以上が参加している.


[写真1] 記者発表のようす






参考URL
MultiBand OFDM Alliance(MBOA)のホームページ



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