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アジレント,3.5G携帯電話規格HSDPAに対応した送受信テスト用ソフトウェアを発売
ニュース 2004年1月16日
アジレント・テクノロジーは,同社の信号発生器を3.5G携帯電話の規格であるHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)に対応させるオプション・ソフトウェア「Agilent E4438Cオプション418 HSDPAパーソナリティ」を発売した.同社のRFディジタル信号発生器「Agilent E4438C ESGシリーズ」と組み合わせて使用する.HSDPAを利用する携帯電話基地局や同端末の開発に利用できる.
HSDPAは,3G携帯電話の標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)が策定した新しい高速パケット伝送規格である.W-CDMAと同じ5MHz帯域を利用した場合,下り方向で最大14.4Mbpsの通信速度を実現できる.
本ソフトウェアを利用すると,HSDPAの規格に基づいた信号をリアルタイムの生成できる.これにより,BLER(block error rate)の測定や機能確認テストを行える.また,携帯電話端末が変調信号を正しく復調できたか,物理チャネル(HS-SCCH:High Speed Shared Control Channel)を正しくモニタできたかなどを確認できる.
本ソフトウェアとは別に,スペクトラム・アナライザ向けオプション・ソフトウェア「Agilent E4440A PSAシリーズ オプション210 HSDPAパーソナリティ」,送信機テスタ向けオプション・ソフトウェア「Agilent E4406Aオプション210 HSDPAパーソナリティ」も出荷した.それぞれ,同社のスペクトラム・アナライザ「Agilent E4440A PSAシリーズ」,送信機テスタ「Agilent E4406A」と組み合わせて使用する.
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