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Agilent,ジッタ解析機能を備える50Mbps~40Gbps対応のオシロスコープを発売
ニュース 2003年12月10日
米国Agilent Technologies社は,ジッタ(信号波形の立ち上がり/立ち下がり周期の乱れ)の解析機能を備えたオシロスコープ「Agilent 86100C DCA-J」を発売した.50Mbps~40Gbpsの帯域幅に対応する.ジッタ解析のほか,アイ・パターン解析やTDR(time domain reflectometry)などの機能を備えている.
ジッタは,PCI-ExpressやSerial ATAなどの高速シリアル伝送において問題となっている.従来は,いくつものアイ・パターンを用いてジッタ評価用にサンプリングを行っていたが,この作業に数時間を要していたという.本オシロスコープによって3.125Gbps,127ビットのパターン長のデータ波形を測定したところ,約11s(秒)でジッタ解析の結果(数値データやヒストグラム)を表示できたという.トータル・ジッタ,デターミニスティック・ジッタ,データ依存性ジッタ,ランダム・ジッタ,周期ジッタなどの構成成分ごとにジッタを解析できる.
本オシロスコープの出荷開始時期は,2004年3月の予定.
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