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三洋電機,MOSFETやショットキー・バリア・ダイオードを内蔵したDC-DCコンバータ・モジュールを発売
ニュース 2003年12月5日
三洋電機は,携帯機器向けのDC-DCコンバータ・モジュール「SR10010」と「SR20010」を発売する.DC-DCコンバータを構成するために必要なMOSFETやショットキー・バリア・ダイオードも同じパッケージの中に収めた.外形寸法は,SR10010が3.4mm×3.4mm×0.75mm,SR20010が5mm×5mm×0.75mmである.携帯電話やPDA,ディジタル・カメラなどへの搭載をねらっている.
SR10010は,昇圧DC-DCコンバータ用コントローラICを1チャネル内蔵している.MOSFETはNチャネル.昇圧型スイッチング電源を構成する場合,本モジュールのほかに電圧設定用の抵抗やコイル,コンデンサを外付けする必要がある.入力電圧は0.9~10V,出力電圧は1.5~30V.出力電流は400mA以上.変換効率は標準85%.
一方,SR20010は昇圧および反転DC-DCコンバータ用コントローラICを内蔵している.MOSFETはNチャネルとPチャネルを備えている.抵抗やコンデンサ,コイルなどを外付けして,昇圧/極性反転スイッチング電源を構成できる.電源電圧は2~10V.出力電圧は,昇圧の場合が1.5~30V,極性反転の場合が-30~0V.出力電流は±20mA以上.
SR10010は2003年12月初旬から,SR20010は2004年1月末からサンプル出荷を開始する.
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