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サヤ,50Mサンプル/sの高速計測/制御やEthernetによる遠隔計測/制御に対応できるモジュール型データ収集ボード群を発売

 サヤは,用途に応じて構成をカスタマイズできるモジュール型のデータ収集ボード群を発売した.画像の取り込み(フレーム・グラバ)やレーダ・システムなどに利用できる最大50Mサンプル/sのI/Oボード「Multifunction I/Oボード-Fシリーズ(ADF09ZX-50)」,タービンの振動解析などに利用できる最大1Mサンプル/s,16ビットDC精度のI/Oボード「同Xシリーズ(ADX85-1000-iなど)」,100M/10MbpsのEthernetインターフェースを備え,遠隔計測や遠隔制御に利用できるI/Oボード「同Rシリーズ(ADR84-100)」の3シリーズを用意する.センサ・アンプと,それを装着する電源付きバックプレーン・ボード「シグナルコンディショニングプラットフォーム」はオプションである.

 センサ・アンプとして,mA/mVオーダの電流/電圧入力,抵抗計測,熱電対や白金測温抵抗体による計測に対応する「M1」,μAオーダの微小電流入力に対応する「M2」,超音波計測に対応する「M3」,アナログ電圧/電流出力に対応する「M4」,ディジタル入力に対応する「M5」,ディジタル出力に対応する「M6」を用意する.このほか,センサ・アンプを介さずI/Oボードが内蔵する機能をそのまま使うためのスルー・ボード「M7」もある.

 また,本I/Oボードのユーザには,計測/制御用ソフトウェア・ライブラリ「シグナルコンディションライブラリ」を無償で提供する.このライブラリには,FFT(fast Fourier transform)演算,周波数演算,ヒストグラム,積算,リニアライザ(3次),アラーム,物理定数や化学定数へのスケーリング,校正,CSVファイル出力,WAVファイル出力,データベース,波形表示などの機能が含まれる.

 これらのI/Oボードは,Windows XP/2000/Server 2003を搭載したパソコン/サーバと組み合わせて利用する.


[写真1] Multifunction I/Oボード-Rシリーズのデモンストレーションのようす

■価格
約18万円(Multifunction I/Oボード-Fシリーズ)
9~15万円(同Xシリーズ)
約10万円(同Rシリーズ)
5,000~1万円(各センサ・アンプ)
約5万円(バックプレーン・ボード)

■連絡先
株式会社サヤ
TEL: 090-3688-4789
E-mail: sugihara@saya-net.com
URL: http://www.saya-net.com/

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