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ISSCC2004の採択論文,高速ディジタル通信の普及などに伴いA-Dコンバータ/D-Aコンバータの発表が急増

 2004年2月14日~19日に米国カリフォルニア州San Franciscoで開催される集積回路に関する国際会議「ISSCC(International Solid-State Circuit Conference)2004」の概要が発表された.同会議のアナログ部門の採択論文数は31件だが,そのうちの29件はA-Dコンバータ/D-A コンバータ関連であるという.低消費電力化や広帯域通信のための技術発表が相次ぐもよう.

 ISSCC2004の採択論文の総数は204件で,2003年の188件と比べて16件増加した.採択論文のうちの68件(全体の約33%)は極東アジアからの投稿だった.

 昨年(2003年)に引き続き,メモリ分野(不揮発性メモリ,DRAM,SRAM)では極東アジアからの論文が多く,採択論文24件中14件が日本と韓国からの投稿だった.また,信号処理分野でも14件中8件は極東アジア(日本,韓国,台湾,インド)の投稿だった.

 企業別に採択論文数を見ると,米国IBM社が10件といちばん多く,そのあとに9件の米国Intel社,7件のドイツInfineon Technologies社と韓国Samsung Electronics社が続く.日本企業で上位に入ったのは6件のNEC,5件の富士通とルネサス テクノロジである.

 世界的な規模で半導体産業が回復しているとの見かたから,ISSCC2004の参加者数は3,478人と見込まれ,IT(information technology)バブル期の水準に戻ると同会議の委員会は見ている.


[図1] ISSCC2004参加者と論分数(2004年は見込み)

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