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NetSilicon,ARM9コア搭載ネットワーク対応機器向け32ビット・マイクロコントローラを発売
ニュース 2003年9月29日
米国NetSilicon社は,ネットワーク対応機器向けの32ビット・マイクロコントローラ「NS9750」を発売する.CPUコアとして,ARM926ES-Jを採用している.ARM926ES-Jは,Java仮想マシン(JavaVM)なしでJavaバイト・コードを直接実行できる機能(Jazelle)や16ビット形式のThumb命令を備えている.最大動作周波数は200MHz.
本マイクロコントローラは,I2CやUSB2.0(フルスピード・モード,ロースピード・モード),33MHz動作のPCI v2.2,UART,パラレル・インターフェース(IEEE 1284)などに対応している.また,10M/100M Ethernet MACを備えている.特許出願中の分散型DMA(direct memory access)によって,スループットを上げているという.
また,同社は本マイクロコントローラにJBIG(Joint Bi-level Image Coding Experts Group;2値画像のデータ圧縮/伸張規格)伸張回路とビデオ信号出力回路を追加したネットワーク対応カラー・プリンタ用コントローラ「NS9775」を発売する.解像度が1,200×600dpiの場合の印刷速度は最大40ppm(ページ/分),600×600dpiの場合は最大80ppm.
NS9750およびNS9775の特定顧客向けのサンプル出荷は,2003年10月から開始する.量産出荷は,NS9750が2004年1月から,NS9775が同年第1四半期から開始する予定.パッケージはいずれも352ピンBGA.
[図1] NS9750の内部ブロック図
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