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ローム,携帯電話用の64和音ADPCM音源LSIを開発

 ロームは,64和音を同時に発音できる音源LSI「BU8709KN」とその高機能版の「BU8899GU」を開発した.サンプリング・レートは音楽CDと同等の44.1kHz.ADPCM(adaptive defferential pulse code modulation;差分PCM変調)エンコーダは1チャネル,デコーダは2チャネル.

 携帯電話としては初めて,イコライザ機能(高音,低音などの周波数帯ごとに強弱を調整する機能)やリバーブ機能(残響の強弱を調整する機能)を搭載した.高機能版BU8899GUはJavaをベースとするMIDP2.0規格に対応しており,音楽を4チャネルまで並行して再生できる.この並行再生は専用回路によって処理しているため,CPUに負担はかからない.

 このほか,両LSIはキー(音程)や速度を動的に変更する機能(カラオケ機能),ユーザが音色をカスタマイズできる機能などを持つ.

 BU8709KNはすでに量産を開始しており,BU8899GUはサンプル出荷を開始している.これらの音源LSIはシャープや富士通の携帯電話(ムーバSH505i,ムーバF505i)に搭載されている.また,海外でもGSMチップ・セット・メーカによる採用が決まっているという.


[写真1] 「BU8709KN」(左),「BU8899GU」(右)

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ローム株式会社
TEL: 075-311-2121
URL: http://www.rohm.co.jp/

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