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ダイナミック・リコンフィギャラブル技術を利用した画像処理LSIを開発するファブレス半導体メーカが営業活動を開始
ニュース 2003年4月4日
ダイナミック・リコンフィギャラブル技術を利用した画像処理LSIを開発しているAOIテクノロジーは,2003年4月1日から営業活動を開始した.同社は,2002年12月に,オリンパス光学工業とITXが共同出資して設立したファブレスの半導体メーカである.現在,オリンパス光学工業向けに,ディジタル・カメラ用や多機能プリンタ用の画像処理LSIなどを開発しているもよう.
ダイナミック・リコンフィギャラブル技術とは,書き換え可能なFPGAに似たアーキテクチャを利用して,動的に回路構成を変更しながらLSIを動作させる技術である.すなわち,同一チップ上に,時間ごとに異なる回路が実現される.本技術を利用すると,一般に,回路規模や消費電力を削減できる.
同社は,米国Quicksilver Technology社からダイナミック・リコンフィギャラブル技術(ACM:Adaptive Computing Machine)のライセンスを受けている.Quicksilver社は,ダイナミック・リコンフィギャラブルIPコアや同技術専用のOS,開発ツール,トレーニングのサポートなどをAOIテクノロジーに提供している.
なお,米国では,ダイナミック・リコンフィギャラブル技術の普及推進を目的としたライセンス管理・研究開発会社の設立準備を進める動きも出ているという.
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