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エルピーダメモリ,ノイズを約半分に抑えた128Mビットのグラフィックス用メモリを発売
ニュース 2003年3月14日
エルピーダメモリは,メモリとコントローラの間で発生するノイズを約半分に抑えたグラフィックス用メモリ「GDDR2-M」を発売した.本メモリは,DDR-II規格のSDRAMに改良を加えたものである.動作周波数は450MHz,400MHz,350MHz.メモリ容量は128Mビット.×32構成を採っており,最大データ転送速度は3.6Gバイト/sである.
今回,カナダATI Technologies社と共同開発した「Data Inversion Technology」という技術を利用してノイズの低減を実現した.これは,書き込み/読み出しデータにおいて,反転させるビット数をできるだけ減らし,信号反転時に起こる電源やグラウンドの電圧変動を抑える技術である.
また,本メモリではバスの終端抵抗をチップに搭載するODT(on die termination)方式を採用している.この方式を用いることによって,ボード上の部品点数を減らすことができる.さらに,本メモリでは終端抵抗をプルダウンにすることで,消費電力と発熱を低減させた.
電源電圧は,VDD(コア電圧)が2.5(-0.125/+0.25)V,VDDQ(I/O電圧)が1.8(-0.09/+0.18)V.32msの間に約4,000回のリフレッシュ動作を行う.CASレイテンシは6.パッケージは144ピンFBGA.
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