[ keyword: 電子部品 ]

NECトーキン,100kHz~数GHzの広い範囲で低インピーダンス特性を持つノイズ対策用デカップリング素子を発売

 NECトーキンは,ノイズ対策用の新しいデカップリング素子「プロードライザ(Proadlizer)」を発売する.本デカップリング素子は,従来のコンデンサでは難しいとされていた高周波(100kHz~数GHz)の領域で低いインピーダンス特性を実現している.まず,サーバやデスクトップ・パソコン向けの品種を出荷する.例えば,サーバで用いられているデカップリング用の87個のセラミック・コンデンサ(合計の容量は800μF以上)を,6個の本デカップリング素子に置き替えられるという.

 本デカップリング素子は,同社独自の金属材料をベースに,酸化皮膜層,導電性高分子層,金属ペースト層を形成して製造する.静電容量は200μF.耐圧は4V.等価直列抵抗は5mΩ,等価直列リアクタンスは1pHである.許容誤差は±20%.使用温度範囲は-55℃~105℃.また,外形寸法は13mm×15mm×0.8mmで,表面実装が可能.

 サンプル出荷の開始時期は2003年3月,量産出荷の開始時期は2003年4月.今後は,携帯電話やPDAといった小型機器向けの品種も出荷する予定である.


[図1] プロードライザのインピーダンス特性の比較


[図2] プロードライザの利用例


[写真1] プロードライザの外観

■価格
300円(サンプル価格)

■連絡先
NECトーキン株式会社
TEL: 03-3402-6165
URL: http://www.nec-tokin.com/

組み込みキャッチアップ

お知らせ 一覧を見る

電子書籍の最新刊! FPGAマガジン No.12『ARMコアFPGA×Linux初体験』好評発売中

FPGAマガジン No.11『性能UP! アルゴリズム×手仕上げHDL』好評発売中! PDF版もあります

PICK UP用語

EV(電気自動車)

関連記事

EnOcean

関連記事

Android

関連記事

ニュース 一覧を見る
Tech Villageブログ

渡辺のぼるのロボコン・プロモータ日記

2年ぶりのブログ更新w

2016年10月 9日

Hamana Project

Hamana-8最終打ち上げ報告(その2)

2012年6月26日