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セイコーエプソン，動作電圧範囲を下回っても安定動作する定格1.5Vの乾電池用電圧検出ICを発売
ニュース 2003年2月17日
セイコーエプソンは，動作電圧範囲を下回っても安定動作する乾電池用電圧検出IC「S1F77600」を発売した．本ICは，定格電圧1.5Vの乾電池1本，または2本の電圧を検出できる．
従来の電圧検出ICは，最小動作電圧以下になると出力電圧の状態が不安定になるという問題があった．本ICでは，検出電圧範囲を下回ると強制的に出力電圧の状態をハイ・インピーダンスにする．これにより，最小動作電圧以下になっても状態が不安定になることがなくなった．すなわち，乾電池の放電を停止させ，液漏れを防止できるようになった．
本ICの電源電圧は0.8V～5.5V，消費電力は最大50μs，検出電圧の誤差は±3.5％である．また，検出電圧は1.2V～1.6V（0.05V刻み，1点指定），ヒステリシス電圧（解除電圧と検出電圧の差）は0.2V～1.0V（0.05V刻み，1点指定）．オープン・ドレイン出力端子は，pチャネルかnチャネルを指定できる．外形寸法は4.5mm×2.9mm×1.5mm．
[写真1] S1F77600
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